FXの信託金担保と安全性

2009-05-04

FX業者が顧客資金を勝手に使いこむことができない仕組みとして、FXの信託金担保があります。

しかし、FX業者が信託金担保スキームを導入しているとしても、安心するのは危険です。

最悪、業者が破たんしても自分の資金を回収できないこともあります。

なぜなら、FX業者の信託金担保の契約は、FX会社により大きくことなり、証拠金の保全範囲がことなるからです。

しかし、残念ながら証拠金の保全範囲については公開している業者はないので、顧客が知るためにはFX会社に直接問い合わせする必要があります。


FXの信託金担保について業者に問い合わせるときのポイントを以下にリストアップします。

1、週次信託か日次信託か。

証拠金金額は常に変動しているので、信託残高を修正する時期が短いほど、顧客の資産保全の安全性は高いといえます。

信託残高を修正する時期が日次の方が安全性が高いです。

2、安全信託か一部信託か説明すると難しいので省きますが、もし、FX会社が倒産した場合は、完全信託の方が安全です。

3、ネット金額か証拠金金額か完全信託でも、証拠金のみ保全される場合と、証拠金にポジションの含み損益とシュワップ収益を加えたネット金額が保全される場合があります。

当然ネット金額の信託の方が安全です。


もうひとつのFXの信託金担保の安全性を評価するうえで大切な要素は、信託保全に必要な金額が正しく信託銀行に報告されているかどうかです。

この役割は、FX会社の管財人がおこないますが、管財人が証拠金額を確認しているかどうかが安全性を評価するうえで重要です。

しかし、実際には分かりにくいので、信託銀行が定期的にFX業者の証拠金明細書が一致しているかどうかを確認する契約を結んでいれば、顧客はまず安心していいと思います。

しかし、安全性を高めるほどコストが大きくなるので、顧客の負担は増えます。

安全性をとるか、コストベネフィトオをとるかも顧客の選択にかかっています。

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